ディミニッシュとは、音と音の間隔を狭めた響きのこと。
通常の三和音よりも不安定で緊張感のある響き。
基本形は、短三度ずつ積み重ねた構成。
Cディミニッシュの場合、C、E♭、G♭、Aの組み合わせ。
半音ずつ動くような進行や、ドラマチックな転調に使われる。
ジャズ、クラシック、ロックなど幅広いジャンルで登場。
ディミニッシュコードは、dimや°の記号で表記。
完全五度を半音下げた響きが特徴。
次のコードへ向かうための「通過点」としての役割。
緊張と解決を演出する重要な要素。
特にジャズにおいて、ディミニッシュコードは「解決される前のピリッとした緊張感」が魅力で、ほんの一瞬でジャズっぽい雰囲気をグッと引き上げる秘密兵器。
【使い方①:パッシングコードとして】
半音で滑らかにコードをつなぐ中継役。
(例:C → C♯dim7 → Dm)
【使い方②:ドミナントコードの代理】
7thコードの代理として緊張感を演出。
(例:G7のかわりにBdim7)
【使い方③:転調をスムーズにする橋渡し】
次のキーへ自然に導くためのディミニッシュ挿入。
(例:C → C♯dim7 → D)
【使い方④:ベースラインのクロマチック下降】
トップに緊張感、ベースに滑らかさを加える。
(例:C → Bdim7 → Am)
【使い方⑤:メロディにスパイスを加える】
普通のコードだと平坦になるところに、緊張を作るための差し込み。

コメント