ハーフディミニッシュとは、ディミニッシュコードの一種。
短三和音に減五度を加え、さらに短七度を重ねた構成。
Cハーフディミニッシュの場合、C、E♭、G♭、B♭の組み合わせ。
記号はm7♭5やø(スラッシュオー)で表記。
完全なディミニッシュよりもやわらかい緊張感。
不安と安定の中間にあるような響き。
ジャズのコード進行で頻繁に登場。
マイナースケールやモードに自然に溶け込む性質。
次のコードへスムーズに移行するための橋渡し。
切なさや繊細さを表現するための重要なサウンド。
ハーフディミニッシュは、Ⅱm7♭5 → V7 → I みたいな「マイナーのツーファイブ進行」でめちゃくちゃ登場する。(例:Dm7♭5 → G7 → Cm)
完全なディミニッシュコード(dim7)は、パッシングコード(一時的な通過コード)や、
トリッキーな転調や装飾に使うことが多い。→ だから使用頻度はハーフディミニッシュより少なめ
- ハーフディミニッシュ → 土台にしっかり組み込まれるコード。
- ディミニッシュ → スパイス的にサラッと使われるコード。

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