ユニゾンとは、複数の演奏者や声楽家が、同じ旋律を同じ音高で同時に演奏または歌唱することである。文字通り「単一の音」を意味し、異なる楽器や声質であっても、同じ音の高さとリズムで演奏されることで、一体感や力強さを生み出す効果がある。
オクターブ違いの演奏や歌唱は、厳密にはユニゾンとは言わないが、広義には同じ旋律を異なるオクターブで重ねることもユニゾンの一種として捉えられる場合がある。これは、異なる高さでありながらも、旋律の同一性が強く意識されるためである。
ユニゾンは、楽曲の一部分で強調や力強さを出すため、あるいは複数のパートが一体となって旋律を提示するために用いられる。合唱やオーケストラ、アンサンブルなど、様々な形態の音楽において重要な表現手法の一つであると言えるだろう。
ユニゾン / unison
03. 旋律 / melody
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